火事場の馬鹿力的な発想

  • 2008/07/13(日) 23:46:34

「必要は発明の母」と言われるように、必要はアイデアを生む大きなきっかけになっている。不便・不満といったものもこの必要の中に入る。
今回は切羽詰った必要性(状況)から生まれた発明品の紹介したい。火事場の馬鹿力的にアイデアをひねり出した感じでもある。

【マジで軽いマジ軽ライト】

平均年齢が約65才の中小企業が、倒産への不安を振り切り起死回生をねらって新しい発明をした。商品名は”マジ軽ライト”。自転車の照明を点ける為の発電機であるが、ネーミングが示すように照明を点けても負荷がかからず、ペダルを踏んでもマジで軽いのだ。


マジ軽ライト
写真提供:小里機材株式会社


車輪のスポークに磁石を取り付けるところがミソである。ライト本体内のコイルが、車輪が回転したときの磁力の変化を受けて起電力を発生させる。非接触方式であるためペダルに負荷がかからず軽い。

【逆転の発想の妙味】

照明にはランプでなく発光ダイオードを使っているため、省エネにもなっている。発電機の負担をここでも軽くしている。発電はコイルと磁石であり、従来のものと同じ電磁誘導の法則を利用しながらも、負荷のかからない方法を考え出したことになる。まさにコロンブスの卵だ。
追いつめられて真剣に考えた結果であるが、押してもだめなら引いてみな的なアイデア発想のヒントがここにあった。会社の経営危機や個人の切迫した状態では、常識といった壁が取り払われる効果があり、逆転の発想といったアイデアが生まれやすいといえる。

【実用化には粘りが大切】

しかし、これらの発明品は商品化までに多くの試行錯誤や課題解決の検討をしている。そこには失敗の連続における執念の取り組みがあった。必要性から生まれたアイデアを形にするには、多くの努力が必要ということである。それを乗り越えるには開発者の強い意思と、出来るという信念が必要といえる。

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